ハウリングを軽減させる方法は?
ハウリングへの対処方法といたしましては、ソフト的なアプローチとハード的なアプローチの2つがございます。
【ソフト的アプローチ】
ハウリングの発生元となる音域をイコライザー等を用いてカットする方法が有効です。
■イコライザーの商品例
https://www.merry-net.com/new/pa/fx/behringer/fbq3102hd.html
イコライザーの設定につきましては、環境により異なります。
弊社では音響コンサルも行っておりますので、お近くでしたら現地にお伺いしてイコライジングテクニックをレクチャーさせて頂くことも可能でございます。
出張可能エリアは広島県~岡山県となります。料金につきましては、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
出張可能エリア外の場合は、お近くのPA業者様にお問い合わせ頂くか、YouTube等の解説動画をご参考にして頂けますと幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=o6Kc8xbjKHA
その他、ソフト的アプローチとして配置の見直しも有効な場合がございます。
スピーカーの近くでマイクを使用するとハウリングが起きる可能性が高まりますので、
マイクやスピーカーの設置場所や使用場所を変えることでハウリングが起きにくくなる場合もございます。
【ハード的なアプローチ】
音響機器をハウリングが起きにくい物に変更する方法です。
効果の期待度順にご案内致しますと、
1.スピーカーの変更(ラインアレイシステムへの変更)
2.マイクの変更(指向性の狭いマイクへの変更)
3.フィードバックサプレッサーの導入
上記3点がございます。
もっとも有効な対策としてはラインアレイシステムのご導入がございます。
ラインアレイシステムとは口径の小さいスピーカーをラインアレイ状に並べたスピーカーシステムです。
口径の大きなスピーカー1台よりも、口径の小さいスピーカーを複数配置した方がハウリングが起きにくくなります。
【セット構成】ワイヤレスマイク2本付き 会議室 音響セット YAMAHA 縦長スピーカーセット (黒)
https://www.merry-net.com/new/pa/set/yamaha-vxl/vxl1b8x2-spw2.html
フィードバックサプレッサーを使用する方法では、先述のソフト的アプローチにございますイコライジング作業を自動的に行うものとなります。
■ベリンガー BEHRINGER フィードバックサプレッサー FBQ2496
https://www.merry-net.com/new/pa/fx/behringer/fbq2496.html
上記製品はミキサーとパワーアンプの間に接続することで効果を発揮します。
なお、フィードバックサプレッサーは「ハウリングが起きた後に対処すること」が得意な製品となっております。フィードバックサプレッサーを使用することで、ハウリングが継続し辛くなります。
ハウリングを未然に防ぐためには、イコライザーによる音質調整とハウリングの起きにくいスピーカーへの変更が必要かと存じます。